麻生首相の官僚4原則は、後藤田五訓をリスペクト?

自民党の麻生太郎首相が9月29日に、新政権発足後初となる事務次官会議で発言した内容。

公務員の心得となる「官僚4原則」を打ち出したと言うが、その内容が

 ・スピーディーを旨とせよ
 ・悪い情報ほどすぐ上げよ
 ・省益を捨て、国益に徹せよ
 ・「これは自分の仕事ではない」と決して言ってはいけない。むしろ自分の仕事を探せ

だったと言う。

これって、ある書籍で読んだ内容にとても似ているんですが。。。

その書籍は、わが上司 後藤田正晴―決断するペシミスト

この文中に、『後藤田五戒』もしくは、『後藤田五訓』と呼ばれる名訓示が出てくる。

後藤田とは、後藤田正晴官房長官のこと。

時に昭和61年(1986年)の内閣五室が設置された際に、内閣内政審議室長、内閣外政審議室長、内閣安全保障室長、内閣情報調査室長、内閣広報官室長の5人の前での初訓示だったと言う。

では、後藤田五訓がどのような訓示だったか。

 ・省益を忘れ、国益を想え。
 ・悪い、本当の事実を報告せよ
 ・勇気を以って意見具申せよ
 ・自分の仕事でないという勿れ
 ・決定が下ったら従い、命令は実行せよ

どうですか、似てませんか?

『後藤田五訓』の名付け親は、この本の著者でもある佐々淳行氏。
連合赤軍「あさま山荘」事件で現場で指揮をとり、また、「危機管理」のワードメイカーとしても著名な人ですね。
(映画化もされた、連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」の著者としても有名。)
 

さて、麻生首相の官僚原則に、決定が下ったら従い、命令は実行せよ が無いのはどうしてなんでしょうか。

もしも、麻生首相が後藤田五訓にリスペクト(笑)したのであれば、
「お願いだから、政府で決定されたら、みんなも協力して!」くらいは、言っても良かった気はするのですが。


ちなみに、ただのリーマンの自分的には、この「決定が下ったら従い、命令は実行せよ」の一文が一番心に響いて、実践を心掛けている次第です。





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